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荒波の相場で存在感を増すバリュー株の波

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どうも、高橋です。

本日このあと、午前10時からは夏の甲子園決勝戦「智辯和歌山 vs 健大高崎」ですね!

準決勝で強豪・横浜を7-1と圧倒的な打力で破り、5年ぶりの決勝へ進出した智辯和歌山。対するは、天理を1-0の完封で退け、夏の甲子園初となる決勝進出を果たした圧倒的な堅守・投手力を誇る健大高崎。まさに最強の打撃陣(矛)と最強の投手陣(盾)の真っ向勝負となり、一瞬たりとも目が離せない見どころ満載の頂上決戦です。

ちなみに前売りチケットは完全に完売し、当日券の販売もなしとのこと。

この熱狂的なプレミア感とプラチナチケット状態を見ていると、相場で言えば好業績発表直後の超人気株が、朝の寄り付きから圧倒的な特別買い気配を切り上げ、気配値のまま寄り付かない状態を連想してしまいます(笑)。それほどまでに人々の熱量が一点に集中しているということでしょう。

ただ、甲子園の熱狂的な盛り上がりとは対照的に、今週の日本株市場は急ブレーキがかかる激しい調整の一週間となりました。

今週の日経平均株価は、週間で約2,700円安(▲3.9%)と大きく押し込まれ、終値は6万6,016円となりました。先週まで一時6万9,000円台の節目目前までスルスルと上昇していただけに、高値を追っていた投資家にとっては冷や水を浴びせられたような格好です。

今回の急調整の主な要因は、米国長期金利の急上昇と、これまで日経平均を強力に押し上げてきたAI・半導体関連株への一斉な利益確定売りです。買われすぎていた主力株のポジション調整が一気に噴出した形と言えます。

しかし、株価指数全体が重く下げる一方で、非常に興味深く、かつ実戦において極めて重要な資金シフトが起きています。半導体などのハイテク・グロース株から資金が一時的に抜ける裏側で、海運株をはじめとした「バリュー株(割安株)」が非常に堅調に推移しているのです。

この背景には、9月末の権利付き最終日に向けた配当取りの動きが、市場で早期に意識され始めていることが挙げられます。相場全体の地合いが乱高下し、グロース株のボラティリティが高まる局面ほど、高い配当利回りや低いPBR(株価純資産倍率)といった割安感が、株価の強力な下値サポートとして機能します。

特にバリュー株の中でも、現在の金利上昇局面やグローバルな景気循環という時代の追い風にしっかり合致している金融株や自動車株には、機関投資家からの実需の買いが途切れず入っており、今後も息の長いテーマとして注視していくべきセクターだと感じています。

さて、来週のマーケットですが、今後の相場の方向性を決定づける、2大・超巨大イベントが控えており、まさに相場観が試される大一番の1週間となります。投資家として注視すべきポイントは、以下の2点に集約されます。

8月26日(水):NVIDIA(エヌビディア)決算発表

8月27日(木)〜29日(土):ジャクソンホール会議(米年次経済シンポジウム)

まず、世界中の投資家が固唾をのんで見守るNVIDIAの決算は、直近で調整局面に入っているAI・半導体セクター全体が、再び強力な上昇トレンドへ復帰できるかどうかの最大の試神石となります。市場の期待値が非常に高いだけに、数字そのものだけでなく、今後の見通しに対する反応にも細心の注意が必要です。

そして、週末にかけて開催されるジャクソンホール会議では、パウエルFRB議長をはじめとする世界の中央銀行トップの発言に注目が集まります。今後の米国の利下げペースや長期金利の行方が占われることで、株式市場のみならず為替市場にも非常に大きなボラティリティをもたらす可能性が高いでしょう。

NVIDIA決算が提示するAIブームの持続性と、ジャクソンホールがもたらす金利と為替の動向。この2つの巨大な波が交差するため、週後半にかけて相場が上下に荒々しく揺れ動く展開が予想されます。

甲子園の決勝戦と同じく、相場もごまかしの効かない力勝負の場面を迎えます。中長期的な上昇トレンドそのものが崩れたわけではありませんが、こうした超重要イベントの直前だからこそ、浮き足立って無用なリスクを取ることは避け、まずは手元のポジション量と資金管理を徹底し、冷静に次のチャンスを待つスタンスを大切にしていきましょう。

まずは球児たちの熱い戦いからエネルギーをもらいつつ、来週の相場の大一番に向けてしっかりと戦略を整えていきましょうね!

今週もお疲れ様でした。

それではまた!

松井証券

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