どうも、高橋です。
九州地方では7月8日に例年よりも早い梅雨明けが発表されましたね。
いよいよ本格的な夏がやってきます。
日本付近では一般的に、エルニーニョ現象が発生すると「冷夏・暖冬」になりやすいとされています。
しかし、近年は地球温暖化などの影響がそれを大きく上回っており、今年も猛暑や豪雨、さらには勢力の強い台風の接近に対して、今から十分な警戒が必要です。

ただ、私たち投資家としては、単に「暑いな」で終わらせてはいけません。
例えば、今年はエアコンの省エネ基準が引き上げられるタイミングでもあるため、買い替え特需による恩恵を受ける家電メーカーや関連企業には、この夏大きなチャンスが巡ってくるのではないかと注目しています。
季節の変わり目に生活のトレンドが変わるように、今週の相場もまた、資金の流れがガラリと変わる”大きな転換点”を感じさせる一週間でした。
本日金曜日は、オプションなどの権利行使価格を決定するマイナーSQでした。
SQ日ということもあり、市場の売買代金は大きく膨らみ、非常に活気のある取引が展開されました。
そんな中で、私が今週特に注目していた銘柄があります。
それが、ファーストリテイリング(9983)です。
直近の株式市場は、半導体株の乱高下などもあって非常に波乱含みの展開が続いていましたが、その裏でファストリの株価は驚くほど堅調に推移していました。
ここで注目したいのが、同社の信用倍率が0.3倍という需給の良さです。圧倒的に売り残が多い(空売りが溜まっている)状態だったため、株価が下がりにくく、むしろ踏み上げを巻き込みながら強い上昇トレンドを維持していました。
こうした動きを見ていると、これまで相場を一本調子で引っ張ってきた半導体セクターから、ファストリのような内需・主力処へと資金がシフトする、セクターローテーション(業種間の資金移動)の動きが、水面下で着実に進んでいるのではないかと感じさせられます。
本日のファストリは、直近で大きく上昇していた反動や、決算などの材料に対する出尽くし感もあって一旦下落しましたが、この需給の良さと資金の流れを見る限り、一過性の動きとして片付けるのではなく、引き続き来週以降も最注目していきたい銘柄です。

さて、来週に向けてですが、マーケットの視線は再び「超マクロな最重要指標」へと注がれることになります。
ターゲットは、7月15日(水)発表の米国 6月CPI(消費者物価指数)です。
言わずもがな、来週最大の注目イベントであり、現在のFRB(米連邦準備制度理事会)の利下げ・利上げ観測をダイレクトに左右する数字になります。
このCPIの結果次第では、
為替のドル円相場
日経平均株価
米国ナスダック(NASDAQ)
そして、金利に敏感な日本のグロース株(新興株)のすべてに対して、一気に流れを変えるほどの巨大な影響を与える可能性があります。
予想を上回るインフレの根強さが示されれば、再び金利上昇・円安加速の波が押し寄せるでしょうし、逆にインフレ鈍化が確認されれば、ハイテク株やグロース株への強力な追い風となる展開が考えられます。
歴史的な猛暑への備えが必要なように、相場においても次にやってくる巨大な波(イベント)への備えがすべてを分けます。
セクターローテーションの兆候を捉えつつも、15日のCPIという大一番を前に、手元のポジションが過大になりすぎていないか、今週末のうちにしっかりと確認しておきたいところです。
暑さに負けず、体調管理もしっかり行いながら、来週のチャンスを冷静に、丁寧に狙っていきましょう。
今週もお疲れさまでした。
それではまた!