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過去に例のない「酷暑」と、激動の半導体決算相場を生き抜く視点

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どうも、高橋です。

連日、厳しい暑さが続いていますね。

昨日も岐阜県や静岡県などで40℃〜41℃台を記録し、40℃以上となる酷暑日がなんと4日連続で観測されました。これは7月としては過去に例のない、まさに異常事態と言えます。

外出するだけでも体力が削られるような毎日ですが、この先の株式市場も、猛暑に負けないくらいアツい展開が予想されています。

来週以降、キオクシアを筆頭にハイテク株の主力決算が次々と控えており、これまで以上に価格の変動幅が大きい展開に警戒が必要です。

すでに今週のマーケットは、世界的なAI関連株の急落によって大きく揺れ動きました。

きっかけとなったのは、米アルファベット(Google)の決算発表です。市場では、AIへの設備投資が想定以上に膨らんでいるものの、それが収益に結びつくまでに時間がかかるのではないかという懸念が急速に広まりました。

これを受けて米ナスダック指数が大幅下落。その波浪注意報はすぐに日本市場にも届き、半導体関連株を中心に売りが噴出。日経平均株価も24日に、一時64,200円台まで大きく押し込まれる場面がありました。

そして、今週のハイテク株の乱高下を象徴していたのが、金曜日のディスコ(6146)の値動きです。同社は3期連続で上期の過去最高益を更新する見通しという、本来であれば大絶賛されるべき素晴らしい決算内容を発表。

しかし、株価は朝方から売り一色となり、終わってみればマイナス12%を超える大暴落。好決算でも売られるという、投資家にとっては非常に胃が痛む展開です。

なぜ、これほどの好決算で売られてしまったのか?

その背景には、業績云々ではなく、韓国金融当局によるレバレッジ規制の前倒し実施という強烈な需給要因が絡んでいます。

韓国当局は、サムスン電子やSKハイニックスといった自国の主要半導体株の激しい乱高下を受け、個別銘柄のレバレッジ商品に対する証拠金要件の引き上げなどの規制強化を、7月31日から早期実施すると緊急発表しました。

この「7月31日」というデッドラインに向けて、韓国の個人投資家による追証回避の強制決済売りや、機関投資家による現物株のヘッジ解消売りなど、マーケットでは施行直前の仕掛けやポジション調整が一気に加速しています。その余波が、日本のディスコをはじめとする半導体製造装置株にまで波及した格好です。

規制が発効する31日あたりまでは、こうした機械的な売買による不自然な乱高下が続く可能性があるため、十分に注意しておく必要があります。

ただ、ここで相場全体を”全面安の悲観論”で捉えてしまうのは早計です。

半導体やAI関連から資金が抜けている一方で、その資金は市場から完全に消えたわけではなく、ディフェンシブ株・内需株へ明確にシフトしています。

今週は、JR各社をはじめとする鉄道株や海運株など、相対的に景気変動やハイテク株の需給悪化の影響を受けにくい銘柄にしっかりとした買いが入りました。投資家たちが次の安全な逃避先へと資金を移動させている、きれいなセクターローテーションの動きが確認できます。

世界的なAI投資への警戒感、韓国の規制前倒しによる需給の乱れ、そしてハイテク決算の本格化。来週も一筋縄ではいかない相場が予想されますが、どのセクターに資金の避難所が作られているのかを冷静に見極めていきましょう。

そして最後になりますが、相場でのポジション管理と同じくらい……いや、それ以上に大切なのが、ご自身の体調管理です。

過去例のない酷暑が続いています。相場に集中するあまり水分補給を忘れることがないよう、意識して多めに水分を取り、涼しい部屋でしっかり体を休めてくださいね。

どれだけ良いチャンスが巡ってきても、戦う体が資本です。まずは健康第一!水分をしっかり摂って、良い週末をお過ごしください。

それではまた!

松井証券

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