どうも、高橋です。
連日の酷暑ですが、海外からも非常に深刻なニュースが入ってきました。
ドイツの公衆衛生機関ロベルト・コッホ研究所が6日に発表したデータによると、40度を超えた6月第4週の熱波によって、暑さによる推定死者数が約9,600人に上ったとのことです。
今夏の累計死者数はすでに約1万1,900人に達し、過去10年で最多となっています。
北半球で発生しているエルニーニョ現象は、2026年から27年の冬にかけてさらに強まるとみられており、地球規模での気候変動には引き続き最大限の警戒が必要です。日本でも厳しい暑さが続いていますので、皆さんも絶対に暑さ対策を怠らないようにしてくださいね。

さて、気候だけでなく、今週のマーケットもまた歴史的な地殻変動を感じさせる大きな動きがありました。
特に市場の注目を集めたのが為替市場です。今週は一時1ドル=155.20円まで一段とドル高・円安が急騰する場面がありました。
しかし、その裏で市場の見方を根本から覆すようなニュースが飛び込んできました。
ベッセント米財務長官が2日に日本との強い連携を強調し、「さらなる協調介入も躊躇しない」と表明。これに対しトランプ米大統領も「友情の証だ」と追認しました。
実は、今年1月に日本の40年債利回りが4%を超えた強烈な日本売りの段階から、すでに米側主導で極秘に協調介入が検討されていたことが判明したのです。
米国債担保のドル調達という最強の弾丸を得たことで、これまで過度な円安に苦しめられてきた内需株や消費株にとって、まさに歴史的な反転シナリオが動き出そうとしています。

一方で、これまで相場を強力に牽引してきたハイテク・半導体株には、明確な主役交代のサインが出ています。
先週のキオクシアの決算を受けて、週初こそ半導体株全般に買いが先行したものの、週後半にかけては買いが続かず弱含む展開となりました。
それを象徴していたのが、木曜日の取引終了後に決算を発表したレーザーテックです。2期ぶりの最高益に加え、増配という素晴らしい発表をしたにもかかわらず、翌日の株価は13%を超える急落となりました。
かつてのような好決算なら無条件で買われるというイケイケムードは完全に影をひそめ、半導体セクターの主役としての勢いに変化が出ていることは否めません。
ただし、相場全体から資金が逃げ出しているわけではありません。
例えば、AI投資そのものは国内でもさらに大型化しています。秋田市では約2兆円規模の大型AI向けデータセンター構想が浮上しており、AI半導体単体だけでなく、電力・送配電・通信、そしてデータセンター建設といった周辺インフラ全体への波及効果が期待されています。
さらに、これまで売られ続けてきたセクターにも明確に光が差し始めています。
今週はヤマハ発動機、ホンダ、日立といった銘柄に力強い買いが入るなど、見事なセクターローテーション(資金の循環)が展開されています。半導体一辺倒だった相場から、幅広い業種へ資金が移動する健康的で大きなチャンスの時期に入ってきたと言えます。

さて、本日発表された米雇用統計を通過し、来週のマーケットは主に以下の3つの重要イベントを軸に展開していくことになります。
① 米CPI(消費者物価指数)
② 米小売売上高
③ メジャーSQ(特別清算指数)
来週はこの3つに注目しておけば十分でしょう。
今週の雇用統計を踏まえ、来週は 「米国の景気は減速しているのか?」 「インフレは再加速していないか?」 「それを受けたFRBの利下げ期待はどうなるか?」 という大きな流れを市場全体で確かめる一週間になります。
重要指標の発表ごとに上下に揺さぶられる局面も予想されますが、主役交代の波を冷静に捉えつつ、手元のポジション管理だけは徹底して対処していきましょう。
厳しい暑さが続きますが、しっかり体調を整えて来週の相場に備えていきましょうね。
今週もお疲れさまでした。
それではまた!