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株って正直儲かるの?

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メジャーSQ波乱に潜む好機

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どうも、高橋です。

いよいよ9月に突入しましたね。

あんなに厳しかった真夏の猛暑も少しずつ和らぎ、朝晩を中心にだいぶ涼しさを感じられる日が増えてきました。季節の移り変わりをしみじみと感じる一方で、これからの時期に本格化するのが台風と秋雨前線による自然の猛威です。

近年は線状降水帯による局地的な豪雨や突風被害も各地で頻発しています。自分たちの地域は大丈夫だろうと過信せず、ハザードマップの再確認や非常用持ち出し袋の点検など、今一度しっかりとした災害対策・備えを行っておいてください。

ことわざにも”備えあれば憂いなし”とありますが、これは日頃の防災対策だけでなく、まさに私たちが向き合っている株式投資・トレードにおいても全く同じことが言えます。

不意のスコールに傘を持たずに飛び出せばずぶ濡れになってしまうように、急な相場の突風に対して何の準備もリスク管理もしていなければ、大切な資産を一瞬で失うことになりかねません。

今週のマーケットも、まさに為替の急反転やテーマ株の乱高下といった局地的な荒天が吹き荒れる一週間となりました。

為替市場の急変:一時1ドル=155円台へ急伸した背景

今週、市場関係者を最も驚かせた出来事の一つが、為替市場における急激な円高・ドル安の加速でした。

3日の外国為替市場において、円相場は一気に急上昇し、一時1ドル=155円台を記録しました。前日の午後5時時点と比較すると、わずか1日で4円を超える大幅な円高・ドル安の進行です。1ドル=155円台をつけたのは、実におよそ1カ月ぶりの水準となります。

この急変の背景には、日米双方の金融政策を巡る思惑の変化がありました。

米国側では、連邦準備制度理事会(FRB)高官による発言などを受けて早期利上げ観測が後退。一方で、日本銀行側は物価や賃金の動向を踏まえて「追加利上げのペースが想定以上に加速するのではないか」という観測が急速に拡大しました。

結果として、市場が最も意識する日米金利差の縮小を材料にした円買い・ドル売りの動きが一気に噴き出した格好です。

そして、為替がこれだけ急激に動けば、株式市場の物色テーマも即座に反応します。

これまで円安の恩恵を強く受けていた輸出関連株に利益確定売りが出る半面、今週は円高による輸入コスト低下が業績の追い風となる円高メリット銘柄への見直し買いが非常に目立ちました。特に、家具・インテリア大手のニトリホールディングスや、業務スーパーを展開する神戸物産といった内需・消費の代表格に力強い資金が向かったのは、今の相場の資金循環の速さを象徴しています。

日経平均の乱高下と二極化が進む相場構造

為替の急激なボラティリティに揺さぶられる中で、日経平均株価そのものも非常に神経質で激しい乱高下の展開を強いられました。

週の前半は、国内の金利上昇懸念や持ち高調整の売りが先行し、一時大きく下値を試す調整局面を迎えました。しかし、週後半にかけては米国株の堅調な推移を受けてすかさず買い戻しが入るなど、指数全体としては不安定ながらも、押し目での買い意欲の強さが随所に確認できる展開でした。

ただし、ここで強く意識しておかなければならないのは、現在の相場は全体が均等に買われている全面高相場ではないということです。

相場を支えているのは、主にAI・半導体といった日経平均への指数寄与度が高い一部の主力ハイテク株であり、そこへ局所的に資金が集中しています。その一方で、東証株価指数(TOPIX)は相対的に上値が重く、銘柄間・セクター間での明暗がくっきりと分かれる「二極化」が鮮明になっています。指数だけを見て「相場全体が強い」と錯覚してしまうと、個別株の選定で思わぬ落とし穴にはまるリスクがあるため注意が必要です。

短期資金が熱狂した「自動運転祭り」の光と影

そして今週、中小型株市場において最大の注目を集めたのが「自動運転関連」の急浮上でした。

大手自動車メーカーであるトヨタの自動運転技術に関する報道などをきっかけに、関連する中小型株へ市場の短期資金が一気に雪崩れ込みました。

急騰した主な代表銘柄としては、

  • ダイナミックマッププラットフォーム(336A)
  • アイサンテクノロジー(4667)
  • ティアフォー(364A)
  • ヴィッツ(4440)

などが挙げられます。

一部の銘柄では連日でストップ高をつけるなど、まさに短期資金によるお祭り騒ぎのような様相を見せました。

こうした急騰劇は、波に乗れれば短期間で非常に大きな値幅を取ることができる魅力があります。しかし、テーマ株特有の熱狂相場には必ず「反動の影」がつきまといます。

材料に飛びついた資金の逃げ足は極めて速く、熱が冷めれば今度は利益確定売りや見切り売りによって急落へと転じるリスクが常に潜んでいます。特に、短期間で株価が垂直立ち上げした銘柄ほど値動きは荒くなりますので、高値圏での不用意な飛びつき買いは厳禁です。入るタイミングと撤退ラインを厳密に決めておく冷静さが欠かせません。

来週の相場を見るポイント:メジャーSQと重なる3大変動要因

さて、来週のマーケットですが、カレンダー的にも需給的にも、非常に神経質で荒れやすい時間帯を迎えます。

注目度が高いポイントは以下の通りです。

  • 米国のインフレ関連指標・消費景気動向
  • 欧州中央銀行(ECB)の金融政策イベント
  • 日銀の金融政策を巡る市場の観測
  • 中東情勢の地政学リスクと原油価格の推移
  • ドル円相場の攻防

特に来週は、「米国の金利動向」×「インフレ」×「原油高」という3つの要素が複雑に絡み合い、マーケットのボラティリティを大きく増幅させる要因になりそうです。9月中旬には日米双方で金融政策決定会合が控えていることもあり、金利に敏感なグロース株や高バリュエーション銘柄は、指標発表のたびに上下に揺さぶられる可能性があります。

さらに国内市場においては、週末に3カ月に一度の節目となるメジャーSQが控えています。SQ週特有の思惑的な仕掛け売買や先物主導の振らされが重なるため、週を通じて荒れ模様の地合いになることは十分に警戒しておく必要があります。

しかし、冒頭でお話しした通り”備えあれば憂いなし“です。

指数が乱高下し、市場全体が一時的な突風に煽られてパニック的な下げを見せたとしても、それは決して恐れるだけの場面ではありません。業績が好調で実態の伴っている優良銘柄が、地合いの悪化に巻き込まれて理不尽に売られる場面があれば、そこはむしろ中長期の目線で積極的に押し目を拾っていく絶好のチャンスになります。

手元のキャッシュポジションを適切に保ち、急な嵐に備えつつ、足元の歪みから生まれるチャンスを冷静に狙っていきましょう。

体調と天候の変化にはくれぐれも気をつけて、良い週末をお過ごしください。

今週もお疲れさまでした。 それではまた!

松井証券

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