どうも、高橋です。
世間はお盆休みの帰省・旅行シーズンのピークを迎えています。私自身も今週、新幹線に乗る機会があったのですが、車内は外国人観光客の方々も含めて大混雑。今の時期は全席指定であっても、ほぼすべての便が満席状態となっていました。
そうして満員の車内やホームの熱気を見ていると、今年のJR各社の乗車率はどれくらい上がっているだろうか?売上高や単価への貢献度は…と、つい無意識に考えてしまうのは一種の職業病です(笑)。

さて、街中だけでなく、今週の株式市場もまさに熱気を帯びた一週間となりました。今週の相場を大きく押し上げる追い風となったのが、米国で発表された CPI(消費者物価指数)と PPI(生産者物価指数)です。
双方ともに市場予想を下回る結果となったことで、米国のインフレが順調に鈍化しているとの見方が強まり、FRBによる追加利上げ観測が一気に後退(9月利上げ観測も弱まり)しました。これが米国株の上昇を誘い、世界の株式市場全体に非常に良い流れをもたらしました。
一方で、依然として警戒が必要なのが為替市場と地政学リスクです。日米による協調介入への意識があるものの、日本の財政懸念や根強い日米金利差を背景とした円売り圧力は継続しており、ドル円は再び1ドル=160円近辺を強く意識する展開が続いています。

また、緊迫化する中東情勢やそれに伴う原油価格の動向にも引き続き注意が必要です。原油高が再燃すれば、せっかく落ち着きを見せたインフレと金利に再び上昇圧力がかかり、株式市場の重荷となりかねません。
こうした光と影が交錯する中でも、今週の日本株の力強さは圧巻でした。日経平均株価は、週初の6万3,755円から6万8,713円へと、一週間でおよそ7.8%という大幅上昇を記録しました。
米国株高を背景に、東京市場でも相場を大きく牽引したのはやはり半導体関連セクターです。なかでもアドバンテスト(6857)の値動きは際立っていました。他の銘柄とは一線を画す圧倒的な買いを集め、上場来高値を更新する非常に強い動きを魅せてくれました。主力処にこれだけ強い資金が入っていることは、相場全体の底堅さを証明しています。

さて、来週の相場を見る上でのポイントですが、まずは日経平均が8月に入ってからの上げ幅をしっかりと維持できるかが最大の焦点となります。
今週の相場は、
【米インフレ鈍化 → 米利上げ観測後退 → 米株上昇 → AI・半導体買い → 日本株上昇】
という、非常にわかりやすく素直な好循環のロジックで動いていました。来週は、この好循環のベースに加えて、
① 日本 GDP
② 日本 CPI
③ FOMC 議事要旨
④ ドル円 160 円問題(介入警戒と円安リスク)
という 4 つの重要要素が順次加わってきます。これらを総合すると、現状の日本株は、強い上昇トレンドが継続していると見て間違いありません。ただし、このまま一気に6万9,000円の大台に近づくほど、短期的な過熱感(買い疲れや利益確定売り)に対する警戒を高めておくのが妥当なスタンスだと考えています。
勢いがある相場だからこそ、浮かれすぎずにポジションのサイズを調整し、次に来る波乱にも備えておきたいところです。お盆休み中の方も、お仕事の方も、引き続き暑さには十分気をつけてお過ごしください。
今週もお疲れさまでした。
それでは、また!